2014年 09月 26日
えほんとカフェ 訪問6回目[渋皮煮のマロンパイ/しっとりスコーン/自家製杏仁豆腐ほか]
◆住所:群馬県渋川市北橘町小室416(ほっきつまち) ◆電話:0279-26-3181
◆営業時間:10時~20時 ◆定休日:火曜日、水曜日、臨時休業日あり※店内店外に告知板あり
◆駐車場あり ◆愛宕山ふるさと公園そば
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★新メニュー:渋皮煮のマロンパイ450円(税込)、 厳選3種のチーズ炙りメディカルハーブカレー
この日は午前2時に東京を出発して、吾妻郡高山村を往復して帰る日帰り旅。
帰りのエネルギーを充填するために、渋川市の憩いのカフェにおうかがいします。
お店は東京電力・真壁調整池のほとりにあります。
駄菓子を300円分一気に食べて、子供時代を振り返りました。
お菓子も様変わりしたものが多いですが、やっぱりうまい棒ときなこ棒は
わたしの中で揺ぎ無い殿堂入り菓子であることが再認識できました(笑)
さてさて~~っ!!ご主人が経営する、カフェへおうかがいしましょう!
◆メディカルハーブカレー700円、五穀がゆと季節の惣菜プレート800円、
※フード類はドリンクと一緒に注文で100円引き
◆塩バニラロール400円、焙煎珈琲ロール400円、焼きショコラ450円、クラシックショコラ400円、
アイスクリーム300円、しっとりスコーン600円 ※スイーツ類は日によって内容変わります
◆珈琲 各400円 ブレンド(浅煎り/中煎り/深煎り)
アイス珈琲(水出し) 、カフェオレ(ホット/アイス)
◆ハーブティー各400円(全てホット)
ウスベニアオイ、パションフラワー、エキナセア、ペパーミント、エルダーフラワー、
マテ、ジャーマカモミーリ、マルベリー、セントジョーンズワート、ラズベリーリーフ、
ダンディライオン、リンデン、ネトル、ローズヒップ、ハイビスカス
◆コーディアル各400円(ハーブエキス飲料)アイス/ホット
ローズヒップ、ジンジャースパイシー、エルダーファミリー
お店のtwtterやFacebookを是非にご覧ください。
ハーブ園の水やりでお忙しそうなご主人にご挨拶し、入店しました。
ほぼお一人で、カフェの経営とメニューに使われるハーブなどを
営業中も同時に育てていることから、大変なお仕事です。
奥さまのブログで拝見したところ、ご自身は大変と思っている事もなく
ハーブ園の手入れやDIYによるお店の家具造りなど、こころから
楽しんで作業しておられるようです。
ここ数ヶ月の間に、なんと井戸までご自身で掘ってしまう凄さ!!びっくりですよ。
もう何ヶ月か前に登場していたメニューですが、今回ようやく会えました!!
バターの芳醇な香りがお皿から離れていても自己主張まんまん!
スコーンをさまざまに楽しめる工夫が盛り込まれています。
バターたっぷりで、本当に名前の通りしっとりしています。
飲み物なくてもこのまま単体で食べられるぐらいですよ。
ほのかな優しい生地の甘さ、するっと飲み込めるノド越し、たまりません。
サクっとした外周の食感と、しっとりした生地内部が見事なバランス。
このあんずジャムがまた、メチャクチャ美味しいんですよね。
英国のスコーンでは一般的なお供だそうですね。
(風)となっているだけに、本場のレシピとは微妙に変えているようです。
なんと表現したらいいか、バターのようでクリームのような??
それでいてミルクアイスのような甘さ甘さが特徴的です。
なんだか一気にイタリアンな感じがしてきました。甘さの強弱がある
先述の2皿とは違って、こちらは主食用になる塩気を感じる味わい。
ハーブビネガーが利いていて、心地よい酸味が特徴的です。
その中から、今回はリサのぬいぐるみをマスコットにお借りしました。
9月19日に登場したばかりの旬な食材「栗」をつかった一品。
えほんとカフェのメニューの中では珍しいタイプで、
がつんとバターを練りこんだパイ生地!!さっくさく。
隣に添えてある赤いものは、リンゴのハイビスカス煮だそうです。
群馬県産の栗がまるまる1個入っています。しかもかなりの大粒ですよ。
ザクザクっとした歯ざわりが心地よいパイ生地はバターの旨味
がぎっしりと行き渡っていて、栗のほくほく感は申し分なし。
さらにパイ生地底面にしかれているチョコレートクッキーのような生地
がまた、ココロニクイほろ苦さをもってアシストしています。
栗の風味と甘さも実によく際立っていて、地物の栗でありつつ、
品質も実に良いものをお使いのようです。
なんでも品質重視の良い食材が買える入手ルートがあるとか。
ちなみに、ご主人はこのメニューのためにご自身でも栗の木を育てていたのですが、
つい最近収穫しに行ったら野性のいのししに全部食べられていたという切ないお話が(泣)
でもご全く怒っているようすもなく、
「もともと彼らの生息地だった場所だから仕方ないですよ」
と笑い飛ばしておられました。心が広い。
うっひょ~~、このリンゴのハイビスカス煮、リンゴジャムのような濃厚さで
ハイビスカスの甘酸っぱさも取り込みつつ、食感はリンゴのシャキシャキが
ちゃんと残っている煮つめっぷりが、実にたまりません。
パイ生地のバターのコク、栗の食感と風味、チョコレート生地の甘み。
これらと見事に調和されていきます。
さきほどスコーンで登場したあんずジャムで使われた、あんずの種を
手作業でひとつづず取り出して、乾燥させて粉状にしたものを
お豆腐としてつくったものです。
杏仁豆腐ってちゃんと作るとかなり手間隙がかかるスイーツ
だったんですね。何気なく中華屋さんでデザートに食べてましたが、
ほとんどが本当の杏仁ではなくて、フレーバーで味付けした
杏仁風な豆腐なんだそうですね。
あんたいい仕事してるぜぇ~~!!
一瞬でとろけてなくなっちゃうデリケートな食感。
なんといっても、市販品とは明らかに別次元の杏仁豆腐の香り。
もともとは漢方としても使われるだけあって、あまり強すぎると
薬っぽくなるところ、かなり試行を重ねて現在のバランスになったとか。
甘さはほぼハチミツのみで調整されているのも、優しい甘さの元ですね。
めちゃくちゃおいしいのですが、もう杏仁豆腐の主原料である
種がないため、また来年のあんずの収穫が終わってからの再会までおわかれです。
偶然なのか、本当にラストの1杯だったんだそうです。
わたしもこの日にお店にうかがう連絡は入れていませんでした。
この日が誕生日だった自分としては、とても嬉しい出来事でした。
チョコレートケーキをラストに参りましょう!!
ええ?甘いケーキに塩??
このチョコレートケーキ、一見するとわからないのですが
先ほども登場したあんずジャムがわずかに隠し味に使われているんです。
ただのチョコレートではない、あんずの甘酸っぱい味わいが
ややビターなチョコレートと高いバランスで調和しています。
さらにそこへアシストするのが、ハーブソルトの塩分とコショウの風味。
わずかな塩気が甘さを引き立てる効果を発揮しているんですね!!
なるほど、それぞれがお互いを見事に引き立てあっているんですな。
ごちそうさまでしたっ!!!
渋皮煮のマロンパイ、この季節しか食べられませんので
気になっちゃったアナタ!今すぐえほんとカフェにお茶しにいきましょう。
あ、できれば自転車で(オイ!)
私的通信:奥さま、ごちそうになりました。今度お返しもって行きます。